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特別縁故者と遺産の分与(特別縁故者について~その2)

2015/11/12

「特別縁故者」とは


前回見たように、民法958条の3の第1項では相続人が見つからない場合、一定の方が遺産の全部または一部を受け取ることが出来ることもあるらしいということが分かりますが、この「一定の方」のことを958条の3のタイトルにあるように「特別縁故者」と言います。

それでは、この「特別縁故者」にどのような方が該当するのでしょうか。

958条の3の第1項では、

①被相続人と生計を同じくしていた者

②被相続人の療養看護に努めた者

③その他被相続人と特別の縁故があった者

が挙げられています。

①の「被相続人と生計を同じくしていた者」には、遺産を残して亡くなった方と家計を同じくして生活をしていた者のことで、内縁の配偶者、未認知の非嫡出子、事実上の養親子、伯叔父母など家族的な共同生活を送りながら相続権が認められない方が該当します。

②の「被相続人の療養看護に努めた者」とは遺産を残して亡くなった方に献身的に療養看護

した方を指します。

③の「その他被相続人と特別の縁故があった者」とは、①と②に該当する方と同じくらいに密接な縁故関係のあった方のことであり、親族あるいは近親者として通常の交際をしていたに過ぎない人は該当しないとされています。

 


遺産の分与が認められる場合とは


958条の3の第1項では①~③に該当する方が請求した場合で、家庭裁判所が「相当」と認める場合に分与が認められるとされています。

この「相当」性の判断基準としては、民法は特に規定を設けていませんが、縁故関係の内容、濃淡、程度、ⓑ縁故者の性別、年齢、職業、ⓒ残った相続財産の種類、数額、状況、所在地等を総合調査して判断するとされています。

複数人の特別縁故者がいる場合の各特別縁故者への分与に関しても同様に判断されます。

 

 

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