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遺言執行者の巻き込まれる紛争(遺言執行者について~その3)

2015/11/19

遺言執行上のトラブルについて


遺言書の文面が二義を許さない程度に明確であれば良いのですが、遺言書の内容に解釈の余地があるような場合、遺言執行上において相続人間の利害が対立し、遺言執行者の遺言執行について相続人から異議を申し立てられることがあります。

このような相続人の異議等遺言執行者が紛争に巻き込まれることは決して珍しいことではありません。

 


遺言執行者に対する裁判手続きについて


遺言執行者に対する裁判手続きとして見受けられるものとして①遺言執行者解任審判申立、②損害賠償請求事件等があります。

 


遺言執行者解任審判申立について


相続人、相続債権者等の遺言執行に利害関係を持つものが、遺言執行者が任務を怠っているとして家庭裁判所に遺言執行者の解任を申し立てるものです。

この申立てがおこなわれますと、裁判所(まずは家庭裁判所の調査官)は書面、調査期日等で申立人、遺言執行者から事情を聞き、その結果、裁判所が遺言執行者につき

①任務を怠ったといえ

②解任すべき正当事由がある

と判断すると遺言執行者を解任する審判を下すこととなます。

その審判が確定すると遺言執行者の任務は終了することとなります。

 


損害賠償請求事件について


前回のブログで触れましたが、遺言執行者は遺言執行につき善管注意義務を負っています。

そこで、相続人、相続債権者等の遺言執行に利害関係を持つものが遺言執行者の遺言執行上の善管注意義務違反により損害を被ったとして自らが原告となり、遺言執行者を被告として裁判所に損害賠償請求訴訟を提起してくることがあります。

遺言執行者は、遺言執行の職務に善管注意義務違反がないことを自ら立証しなければならなくなることもあります。

通常の損害賠償請求事件なので、原告の請求が認められますと、遺言執行者は原告に対し損害賠償金を支払う義務を負うことになります。

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